はじめてのWordPress移転に挑戦
前回の記事で独自ドメイン選びに失敗したことに気づいた私は、早々に更新料もリーズナブルな新しいドメインを取得し、WordPressを移転させることにしました。細々とやっているブログなのでドメイン更新料3000円は予算オーバーなのです?
はじめての移転作業、苦難を乗り越えなんとか完了させることができました。
ここにWordPress移転の全容を記録します。
①移転元でWordpressをバックアップする
WordPressの移行には、基本的に2つのバックアップが必要です。データベースとWordPressファイルです。
WordPressファイルのバックアップ
対象のWordPressがインストールされているサーバーやフォルダから、移転に必要なファイル一式のバックアップをパソコンに保存します。FTPソフトや、サーバーのファイルマネージャーからダウンロードできます。
データベースのバックアップ
対象のWordPressに使っているデータベースのバックアップをします。phpMyAdminのエクスポートからファイルをダウンロードします。
WordPress公式サイトに書かれている設定でエクスポートします。
phpMyAdminのエクスポート設定
- すべてのテーブルを選択します
- 「出力」セクションで「出力をファイルに保存する」をオンにして、「圧縮」で「なし」を選択します。データベースが巨大な場合は圧縮方法を選択してください。
- 「フォーマット」ドロップダウンメニューで「SQL」を選択します。
- 「「DROP TABLE / VIEW / PROCEDURE / FUNCTION / EVENT / TRIGGER コマンドを追加する」をオンにします。この設定は既存のデータベースを上書きする際に便利です。
- 「CREATE TABLE オプション」の「IF NOT EXISTS」をオンにします。この設定はデータベースの復元の際、すでにテーブルが存在した場合のエラーを回避します。
- 「実行」をクリックします。データが自分のコンピュータに保存されます。
参照元 : WordPress Codex日本語版
phpMyAdminのエクスポートで変更する必要があったのは3カ所でした。
データが文字化けしてしまったりダウンロードが上手くいかない場合はWordPressのツール>エクスポートからデータをダウンロードします。
③移転先のサーバーでデータベースを作成する
データベースを新規作成して下の項目をメモしておきます。
- データベース名
- データベースのユーザー名
- データベースのパスワード
- データベースのホスト名
④wp-configファイルの書き換え
移転元サーバーでバックアップしたWordPressのサイトデータ内にある「wp-config.php」ファイルをエディタで開き、該当箇所を探して、③で控えた新しいデータベースの情報に置き換えます。
例えば新しく作成したデータベースが下のようなものだったとします。
- データベース名:ex_example
- データベースのユーザー名:ex_example
- データベースのパスワード:12345
- データベースのホスト名:localhost
「wp-config.php」内の置き換えは下のようになります。
/** WordPress のためのデータベース名 */
define('DB_NAME', 'ex_example');
/** MySQL データベースのユーザー名 */
define('DB_USER', 'ex_example');
/** MySQL データベースのパスワード */
define('DB_PASSWORD', '12345');
/** MySQL のホスト名 */
define('DB_HOST', 'localhost');
⑥バックアップしたWordPressファイルをアップロードする
FTPソフトなどを使ってバックアップしたWordPressのファイルをアップロードします。
⑤データベースをインポートする
移転元でバックアップしたデータベースを、移転先のphpMyAdminのインポートからファイルをアップロードします。
アップロードファイルの選択をして実行ボタンを押せばインポートの開始です。
以上です。
ドメインが変わる場合はもう少し修正が必要です。