3台以上のマルチディスプレイでペンタブを使う場合の注意点[液タブ]

パソコンモニター2台とワコムの液晶ペンタブレットのマルチディスプレイ環境でパソコンを使ってます。ペンタブレットを常時起動するのは使いづらい状況もあるのでスリープして画面をオフにしていることもあるのですが、このペンタブ画面のオン/オフの切り替えを頻繁にしている場合に、スリーブ状態から画面をオンにするとペンのカーソル位置がズレていることがあります 🙁 位置的にはペン先で指している点よりも右側の位置にポインタが表示されています

DisplayPortとThunderbolt3という接続方法

私が使っているのはDTH-1620で2通りの接続方法があります。

  • Wacom Linkを使って映像信号をDisplayPortに変換して接続する方法
  • USB-TypeC(Thunderbolt3対応)で接続する方法

 

このDisplayPortとThunderbolt3という接続方法がスリープ時に映像信号を絶ってしまうという不具合があるらしいのです。私のようにDisplayPort、またはThunderbolt3の接続方法しかない場合は、ペンのカーソル位置がズレてしまうことへの回避策はないようです。位置がズレた場合は液晶タブレットの再起動くらいしか元に戻す方法はありません。

液晶タブレットのHDMI接続

HDMI接続対応の液晶タブレットであれば、パソコン側にもHDMIポートが搭載されていることが必要ですが、上のような動作の発生は今のところないようです。DTH-1620も一応HDMIで接続はできるんですが、Wacom LinkでHDMIからDisplayPortに信号が変換されてdisplayPort接続となるのでこれには当てはまりません。

 

ポインタのズレはDisplayPort、またはThunderbolt3の規格上の不具合が関係しているため、それらで接続する液タブではワコム以外の製品でも発生すると思われます。マルチディスプレイ(PCモニター2台以上)で液晶タブレットを使ってみようと思っている方は、購入の際にどの接続方法ができるのかを確認したほうがよさそうです。